志と欲を
はき違えては
ならない。
一遍(時宗の開祖)
・・・・・「私はこうありたい」という志は私たちを努力に向かわせ、成長へと導く大切なものです。
しかし、それが自分だけの利益を求める欲望だった場合、周囲の人を蹴落としてまで達成しようとするなど、人としての道を誤ってしまいます。
自分の目指すものが志なのか、それとも欲なのかを良く見極め、出来るだけ欲は捨てるようにしたいものです。
短所も
裏側から
のぞけば
長所と
なる。
佐久間象山(江戸時代の思想家)
・・・・・誰でも、自分の短所は隠したい、改めたいと思うもの。
しかし、優柔不断は「塾考できる」、短期は「決断力がある」など、どんな短所も見る角度を変えてみれば、長所となりうるのです。
自分の短所を長所としてとらえれば、大きな武器になります。
行動しなさい。
そうすれば
力が湧いてきます。
ラルフ・ワルド・エマーソン(アメリカ合衆国の思想家)
・・・・・意欲が出ない時も、何かしら行動を起こせばやる気が出てきます。
行動は、目標につながるようなものでなくてもいいのです。
どんなに小さくても、動けば必ず風が起こります。
そして、前に進む力が得られるでしょう。
与えられたるものを
受けよ。
与えられたるものを
活かせ。
エピクテトス(古代ギリシアのストア派の哲学者)
・・・・・他人と比べて自分にはあれもない、これもないと嘆くこともあるでしょう。
しかし、今の自分が持っているものもたくさんあるはずです。
無い物ねだりをせず、自分に与えられたものを活かせば、多くの恵みが得られることでしょう。
怒ることを
知らないのは
愚かである。
しかし、
怒ることを
知って
よく忍ぶ者は
賢い。
英国のことわざ
・・・・・怒りは、物事を正すのに必要なもの。
しかし、感情のままに怒ると、物事や人間関係を壊す恐れがあります。
怒りの感情に翻弄されず、冷静に考えや要求を伝えること。
それができれば、状況をスムースに変えることができ、周囲からの信頼や評価も得られるでしょう。
行動すれば
幸せが訪れるとは
限らない。
しかし、
行動のないところに
幸せは生まれない。
ベンジャミン・ディズレーリ(英国の元首相)
・・・・・一つの行動が必ずしも成功につながるとは限りませんが、そこから学び、改善すれば幸せにつながることでしょう。
事実がわかっていなくても
前進することだ。
やっている間に
事実もわかってこよう。
ヘンリー・フォード(アメリカ合衆国の実業家)
情報を集めてから行動するのも大事ですが、そのうちにチャンスを逃してしまうこともありえます。
時には思い切って前に進みましょう。
次第に状況が見えてきて、どうすればいいかもわかってくるでしょう。
逆境は、
立派な人物を
焼き鍛えるための
溶解炉のようなものである。
洪自誠(中国明代末期の思想家『菜根譚』の著者)
・・・・・鉄は、溶解炉で加熱されると強度が増加します。
人生の逆境も同じこと。
苦しい状況や困難の中に身を置いて、挑戦や創意工夫を繰り返す度に、人は強くなっていくです。
逆境を乗り越えた先には、大きく成長した自分が待っているでしょう。
あちこち
旅して
まわっても、
自分から
逃げることは
できない。
アーネスト・ヘミングウェイ(アメリカ合衆国の作家)
一隅を照らす、
これすなわち
国の宝なり。
最澄(天台宗の開祖)
・・・・・一隅を照らすとは、片隅を照らすという事。
目立たず地味な仕事も、責任を持って担うことにより、助けられ、支えられる人が必ず居るのです。
どのような仕事も、誰かの幸せにつながる尊いものです。
与えられた場所で、与えられた役割を懸命に果たせば、大きな喜びと貢献を生み出す事が出来るのです。
人の言葉は
善意に
解釈しなさい。
そのほうが
五倍も
賢い。
ウィリアム・シェイクスピア(イングランドの劇作家)
・・・・・人の言葉は、良い方にも悪い方にも解釈できるもの。
それは自分が自由に選べるのです。
それならば、前向きに受け取りましょう。
心が明るくなり、気づきや成長のきっかけにもなります。
知恵に近づくには、
まずは沈黙し、
次に相手の話に耳を傾け、
第三にそれを自分の中で吸収し、
第四にそれを実践に移し、
最後は人に教えてみることだ。
ソロモン・イブン・ガビロル(スペインの哲学者)
知恵を得るためには、心を開いて新しい考えを受け入れ、実践すること。
そして最後に、得た知識を人に教えてみる事が大切です。
人に教えることで自分の理解度が把握でき、足りない部分を補う事ができます。
教えることは、教わることでもあるのです。